経済産業省が「コンバーティブル投資手段」活用ガイドラインを策定・公開しました
経済産業省は、「ウィズコロナ期における機動的なリスクマネー供給・オープンイノベーションの促進」等を目的とし、優先株式を利用した資金調達ラウンドに先立つシード期のベンチャー企業/スタートアップの有効な資金調達手法として、新株予約権を利用した「コンバーティブル投資手段」を紹介し、解説するガイドラインを策定・公開しました。
同ガイドラインにおいては、「コンバーティブル投資手段」は、
・企業価値評価を先延ばしすることが出来るため、シード期のスタートアップ等企業価値評価が困難な企業に対しても先行投資が容易になる
・株主間契約等法務面の手続きも後回しにすることが出来るため機動的な資金供給が可能になる
といった特徴を有しており、シード期のベンチャー企業/スタートアップに適した手法であると解説されています。また、上記URLのページにおいては公開セミナーの動画も公開されており、参考になります。
同ガイドラインにおいて紹介されている先行事例には弊所が関与したものもございますとおり、弊所は同分野についても対応が可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
弁護士 伊藤 誠吾